京都芸術大学通信教育部に入学したとき、私が選んだのは「和の伝統文化コース」でした。
そこで1年間学び、2年次からは「芸術教養学科」へコース変更しました。
この記事では、京都芸術大学通信教育部でのコース変更について
・コース変更した経緯について
・実際の手続きについて
・コース変更の費用について
・コース変更してみた感想
を私の実体験をもとにご紹介していきます。

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1年間学んだ「和の伝統文化コース」

京都芸術大学通信教育部に入学したとき、私が選んだのは「和の伝統文化コース」でした。
理由は、「着物が好きだったから」という単純明解なものです。
せっかく大学で学ぶなら、好きな日本文化について勉強してみたい。
しかも京都芸術大学は通信制なので、仕事をしながらでも学べる。
大学について調べていくうちに
ワクワクとドキドキがあふれてくる
入学前は、そんな心境でこれから始まるであろうキャンパスライフを心待ちにしていました。
そして、「和の伝統文化コース」を希望コースにして願書を提出。
2023年4月から、社会人大学生として学び始めたのです。
学びの中での心境の変化
実際に大学で日本の芸術や文化について学んでみると、もちろん面白い。
それまで何となく「好き」だったものについて、歴史や背景を知ることで見え方が変わっていきました。
ところが、学んでいるうちに別の疑問が出てきたのです。
それが、
「このとき世界では何が起こっていたんだろう?」
という疑問でした。
日本の美術や文化について学んでいると、その時代の社会や歴史についても知りたくなります。
そして、日本だけを見ていると分からないこともある。
「同じ時代にヨーロッパではどんな芸術が生まれていたんだろう?」
「日本の文化と世界の文化にはどんな違いがあるんだろう?」
そんなことが気になり始めました。
日本の芸術について調べていたはずなのに、いつの間にか世界の芸術や歴史について調べ出してしまう。
勉強しているのになんだか
「脱線してるな…」
という、ちょっと後ろめたい感覚。
そこで改めて大学のコースを確認して魅力を感じたのが
「芸術教養学科」
だったのです。
「和の伝統文化コース」と「芸術教養学科」の違い
両コースの学びの特長の違いは端的にいうと「和の伝統文化コース」は特化型、「芸術教養学科」は総合型という感じでしょうか。
また、必修科目や学費についても違いがあります。
学びの特長の違い
「和の伝統文化コース」は、能楽、歌舞伎、茶の湯、生け花など、専門分野を深く掘り下げる学科です。
京都・瓜生山キャンパスには茶室や能楽堂もあり、「和について深く学ぶ」ための最適な環境が整えられています。

一方、「芸術教養学科」は、基礎的な芸術の知識から、音楽や色彩といった身近なアートに触れ、芸術を横断的・総合的に学ぶ学科です。


「基礎的な芸術の知識」を習得してから特化した学びに進んでもいいかも、と思い始めました。
また、「芸術教養学科」においても、着物や和の文化についてレポートで取り上げる機会もありそうだなと思ったことも変更を検討した理由です。
自分の興味のある学びへの接続が可能そうだという見込みが立ったことが、ほとんど決定打といってもいいかもしれません。
実際に共通科目で「家紋」を取り上げてレポートを提出しました。
✅「学部共通専門教育科目」と「総合教育科目」とは? → 全コースの学生が学べる共通科目
✅ 共通科目一覧 → こちら

なんと、その「家紋」を取り上げた科目では100点を取ることができました〜
必修科目の違い
「芸術教養学科」の必修科目は、122単位以上(うちウェブ科目30単位以上)をクリアした後の「卒業研究」のみです。
一方、「和の伝統文化コース」は、テキスト科目とスクーリングにおいて20以上の必修科目がありました(2023年度において)
また、スクーリングはその都度、8,000円〜15,000円の受講料がかかるので、その点もコース変更の検討材料になりました。

ここだけの話…
スクーリングは土日の受講期間中、朝から夕方までみっちり学ぶのが割としんどかったです。
学費の違い
必修科目数の違いからも分かる通り、卒業までのトータル学費も、ご覧の通り大きく異なります。


1年間学んでみたからこそ、「コース変更」という選択肢が生まれました。
「芸術教養学科」は、さまざまな芸術について幅広く学ぶことができる学科です。
そして、それぞれの作品や文化を単独で見るのではなく、歴史や社会、地域などとの関係から考える。
また、バラエティに富んだカリキュラムが揃っているので、着物や和の文化に触れてレポートを書くこともできる。

「芸術教養学科」って、これまでの約50年の人生で培ったあれこれを活かせる学科かも!
まさに
「大人の学び直し」にはピッタリの学科
かもしれないと考えて、
2年次から「芸術教養学科」へコース変更するために手続きを開始しました。
実際のコース変更手続きについて

京都芸術大学通信教育部では、在籍2年目以降、在籍年限内に1回のみという条件で、コース変更を認める制度が設けられています。
コース変更するためには「コース変更願」の申請が必要です。
- 「コース変更願」は11月下旬ごろに airUの「お知らせ」にアップされる
- 次年度学籍更新受付期間中に申請すること(年度により申請期間が異なるため要確認)
- 必ず受付期間中必着で【郵送】もしくは【京都瓜生山キャンパス通信教育課程窓口へ提出】すること
- WEB申請不可
- 芸術教養学科後期(10月)入学の場合はコース変更不可(コース変更希望の場合は一旦退学し、再度出願しなければならない)
- 変更に伴い修得すべき単位数が増え、卒業までにかかる年数も延びる場合がある
なぜか「コース変更」はWEB申請ができません。(2026年現在)
休学や復学の手続きはWEB申請可能なのですが…。
「コース変更願」をダウンロードして、コース変更の理由を書いて【郵送】か【窓口提出】しなくてはなりませんので時間に余裕を持って手続きを。
コース変更の費用について
費用としてコース変更料 20,000円がかかります。
支払い方法は口座引落またはローンが利用可能です。

私は学費の引き落とし用として登録している口座から引き落としされていました。
学生証の変更
コース変更に伴い、学生証も新しいものに変わりました。

気持ちも新たに!
という感じで、2年次からの学びがますます楽しみに。
コース変更許可通知
コース変更の手続きが受理されると「コース変更許可通知」という書類が届きます。

これにて無事、コース変更が完了したことになります。
まとめ|コース変更してみた感想
手続きとコース変更手数料はかかるものの、私の場合、結果として「和の伝統文化コース」から「芸術教養学科」へのコース変更は正解でした。
コース変更のメリット
✅ 世界の芸術について基礎固めができる
✅ 基礎を固めた上で特化した学びへのステップアップも可能
✅ 幅広いカリキュラムがあるので「大人の学び直し」に向いている学科
✅ 必修科目が減り、学びのスケジュールに余裕ができた
✅ 芸術教養学科でも工夫次第で興味のある学びへと繋げられる
✅ 学費負担が軽くなった(4年間の学費が100万円以上から73万円に)
このように、メリットが多い一方で少なからずデメリットもあります。
コース変更のデメリット
- コース変更手数料に20,000円かかる
- 変更手続きがWEBで行えない
- 修得すべき単位数が増えたり卒業までに時間がかかる場合がある
などのデメリットもあります。
とはいえ、トータルの学費が抑えられたので費用面のデメリットは問題なしです。
そして気になるのが「修得単位や卒業までの時間の増加」です。
これに関しては、私の場合は問題ありませんでした。
「和の伝統文化コース」で修得済みの単位も「芸術教養学科」へ引き継げましたし、このまま順調にいけば最短年数で卒業できそうです。
ただし、この単位取得状況の確認は非常に重要だったので、「コンシェルジュ」に念入りに確認しました。
個別の単位取得状況の確認などは、数日以内にメールで回答がきます。
個人の進捗状況によっては、大きなデメリットになる場合もあるかもしれませんので、コース変更を検討する際には必ずご確認ください。

本来であれば、最初からコースの見極めができれば一番良いのですが、なんせ大学というものが初めてで、勉強自体、長いことご無沙汰だったものでスムーズにはいきませんでした。
「やってみてダメだったら素早く修正!」
なんだか、この感覚だけは鋭くなったなぁ、と思って苦笑してしまいますが。
「大人の学び直し」は行きつ戻りつの寄り道、廻り道も織り込み済みで進むもの。
最初から最後まで完璧を求めず、「余裕」と「余白」を持って学ぶ姿勢が継続のコツかもしれません。






