49歳で通信制大学に入学しました。
46歳で高卒認定試験には合格したものの、その先の学歴が必要かと言えば特に必然性はありませんでした。
そう、あの時までは。

このサイトでは、46歳で高認合格 → 49歳で通信制大学に入学した私が実体験をもとに調査・検証した一次情報を発信、または確認できる導線を用意して発信しています。
「ろくでもない学歴」と言われて

私の仕事は企業担当の営業職です。
担当する取り引先は、誰もが知る総合商社大手3社のうちの2社を専任でまかされています。
ある日、そのうちの1社で打ち合わせを終えた後、エレベーター前で談笑していた時に学歴の話になりました。
「私は高校中退して高卒認定取ったんです」
話をふられたので渋々そう答えたところ
「えー、ろくでもない学歴っすねー」
感情の置き場を見定める暇もなくエレベーターが到着。
いつものように扉が閉まるまで頭を下げて会釈して。
扉が閉まった瞬間、いつもならすぐにあげる頭を上げることができず、悔しいやら恥ずかしいやらで会釈の姿勢のまま涙が出てきました。
私が大学進学を決めたのは、この一言があったからでした。
中卒のまま大人になった理由
家業を継いだ私は学歴に対してコンプレックスを感じることもなく過ごしました。
しかし35歳の時、父が亡くなり時代と共に家業を継続することが難しくなり廃業。
思いがけず就職活動をしなければならなくなりました。
しかし、求人票を見るたびに「高卒以上」という文字が目に入りました。
今まで気にしていなかった学歴が、急に目の前に現れたような感覚でした。

「もし高校を卒業していたら」
「もし大学に進学していたら」
そんなことを思いましたが、
「この年齢で今さら学び直しなんて無理だろう」
と思っていました。
幸い中卒でも受け入れてくれた会社があり、そのまま学歴コンプレックスを放置して過ごしていました。
コロナ禍で高卒認定試験に挑戦
転機になったのはコロナ禍です。
外出する機会が減り、自宅で過ごす時間が増えました。
そんな時にふと、学歴コンプレックスのことを思い出して、軽い気持ちで高卒認定試験の勉強を始めました。
でも今思い返してみると、心の深い場所でフタをしていた「中卒」というコンプレックスをいつか解消したい、そのタイミングを待っていたのかもしれません。
「こんなに勉強したのは生まれて初めてかも」
というぐらい詰め込んだ半年間。
結果は8科目一発合格でした。
ひとまず合格のうれしさをしばらくは噛み締めていましたが
「高認に合格しても”高卒”にはならない。最終学歴は”中卒”のままか・・・」
頭の片隅でちょっとモヤっていました。

「高卒」になると誤解されがちな高卒認定試験。
こちらの記事で詳しく書いています。
「大人の高認受験」に挑戦したら どんなメリット・デメリットがあったか
大学進学を決意
高認合格後、大学に行きたい気持ちは常にありました。
通信制大学の学費や、社会人大学生の日常はどんなスケジュールなのかを調べたり。
高認の試験勉強から定着してきていた向学心を育てたい気持ちもありました。
しかしこれといった決め手がないまま丸2年、と言う時に
「ろくでもない学歴っすねー」
が出たのです。
今にして思えば
「よく出してくれた!その言葉を」
とありがたくさえ思います。
彼の一言が決め手となり、大学進学、つまり社会人大学生になることを決めました。
誰のためでもなく自分のために
高認試験に合格しても、最終学歴は「中卒」のまま・・・。
そのモヤっていた気持ちをわかっていながら、スヤスヤ眠らせておいた自分にも嫌気がさしていました。
ですので取引先の彼が言った一言は、実は私を導いてくれた”ありがたい言葉”だったのです。
きっかけは彼の言葉でしたが、「悔しさ」や「恥ずかしさ」を挽回するために大学に行こうという考え方はしませんでした。
だって、そう考えたら早慶とかに行かないと彼と張り合えないから(笑)
「誰のためでもなく自分のために学び続ける」
そのスタンスで芸術系の通信制大学に進学することを決めました。
ちょうど49歳になる直前、12月のクリスマスの頃でした。
大人になって学ぶということ
学生時代「やれ」といわれてイヤイヤやってた勉強。
大人になるとお金を払ってまでやりたくなるの、なんでなんでしょう。
社会人大学生にならずとも、習い事をしたり、アプリで英語を勉強したりという人も多いはず。
もしかしいたら脳が「学んだほうがいいよ〜」ってサインを出しているのでは?なんて思ったりします。
欠乏しているものを本能で欲して充填するのが「大人の学び直し」だとするならば、素直に従ってみるものおすすめです。
学びが習慣化し「勉強グセ」になればしめたもの。
いまから勉強グセをつけてコツコツ”脳活性化貯金”したら、人生後半「なんとかなった」と言えるかもしれません。

「勉強グセ」がもたらす効果は、学術的な教養以外にもあるような気がしています。
私が体験から感じる 勉強グセがもたらした効果 はこちらの記事で。
まとめ|ろくでもない学歴でもなんとかなってます
学歴に対する考え方は人それぞれ。
私は、レベルよりも継続を重視したいと思っています。
いつまでも何かに興味を持って、好奇心や向学心が枯れないように、自分の土壌に肥料を与え続けたいです。
「ろくでもない学歴っすねー」
の一言は、モヤっていながらスヤスヤ眠らせておいた私の中の”学びの苗”を、肥料豊かな土壌に植えるきっかけを与えてくれました。
今は”知らないことを知る楽しみ”があり、大学に入ったことで自分の新しい特技や好きなことも発見して、副業もはじめて、それなりになんとかなってます。
「人生後半でも なんとかなる」
というか、むしろ楽しくなってくる予感です。
2027年3月には、大学を卒業予定。
”学びの苗”はすくすくと育っています。

最後まで読んでくださってありがとうございました。


