大学のレポートをAIにサポートしてもらっている人は多いと思います。
私が学ぶ京都芸術大学でも2026年3月に「AIの基本方針」および「生成AI利用ガイドライン」が公開されました。
頭ごなしに「AI禁止」ではなく、「AIを適切に使いましょう」という方針を打ち出したのです。
そんな時代ですが、私はこれまで提出したレポートを、AIに頼らず自分の力だけで書いてきました。
「いまどきそんな人がいるの?」
と思われそうですが、
・文章力をつけたい
・AIに頼ったら歯止めが効かなくなりそうで怖い
・自力での学習こそ「大人の学び直し」
・そもそもAI丸投げはバレるかもしれない
と思っているのでAIのお世話にはなっていないのです。
そして、ここで早々にタイトル回収。
私、「AIを使わないで100点(S評価)を取った」ことがあります。
もちろん、「AIを使わないから100点が取れる」という話ではありません。
この記事では、実際に100点だったレポートを例に
「どんな考え方で書いたのか」
「評価につながったと思うポイントは何だったのか」
を私自身の体験と、実際に提出したレポートを取り上げながら解説します。
これからレポートを書く方や、
「どうすれば評価されるレポートになるの?」
と悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
・100点を取るための「裏技」を紹介する記事ではありません。
・私が実際に考えながら書いた過程を紹介する記事です。
・レポート作成の考え方の参考になれば幸いです。

このサイトでは、46歳で高認合格 → 49歳で通信制大学に入学した私が実体験をもとに調査・検証した一次情報を発信、または確認できる導線を用意して発信しています。
レポートの評価

まずは、このレポートの評価をご紹介します。

- 提出日:2025年1月27日
- 科目:テキスト科目
- 評価:S評価
- 素点:100点
- AI使用:なし
- 誤字脱字チェック:なし(100%自分で執筆)
正直、提出したときは100点を取れるとは全く思っていませんでした。
むしろ、
「なんでこのレポートが100点なのか」
「どこがどう評価されたのか」
謎は深まるばかりでした。
その「なぜ100点が取れたのか」を自分でも分析したい思いもあり、この記事で検証してみたいと思います。
どんな課題だったか
まず、このレポートがどのような課題だったのかをご紹介します。
【課題内容:要約】
- 指定テキストを読む
- テキストからテーマを3つ選ぶ
- 写真や資料を集める
- 自分なりのルールで分類・整理する
【レポート】
《課題1》
- テーマ①(約800字)
- テーマ②(約800字)
- テーマ③(約800字)
- それぞれのテーマにおいて写真を撮影したり、書籍、インターネットでできるだけ多くの画像を集めて「コレクション」を作って添付する
《課題2》
- 最後に全体の考察(約800字)
合計 約3,200字
このように、単に文章を書くものではなく、実際に形を集めて分析し、自分の考えをまとめるという内容でした。
私が選んだテーマ
- テーマ① … マークやロゴ
- テーマ② … 衣服の図像
- テーマ③ … 現代的と思える形と古と思える形を比較
この3つのテーマでレポートを仕上げました。
実際に提出したレポートは、この記事の後半で紹介します。
✅ まず先に「実際に提出したレポート」を見てみる → こちら
100点を取るために私が意識した5つのこと
それまでの最高点が96点だったので、
「卒業までに100点を取ってみたい」
という気持ちで、毎回レポートに取り組んでいました。
そのために意識した5つのポイントを紹介します。
① 求められていることを見つけ出す
まず
「何を答える問題なのか」
「求められているものはなんなのか」
を見つけ出す作業です。
シラバスの【科目概要と到達目標】と【課題のポイント】で述べられている重要箇所をチェックします。
それをWordにコピペして、1つのファイルを作ります。
実際に私が作成したWordはこのような感じです。

よくある「Q&A」を思い出してみて
問い と 回答
で区別できる「問い」の部分を見つけるという簡単な作業です。
- Wordやメモ機能を使って科目ごとのファイルを作る
- シラバスから【科目概要と到達目標】と【課題のポイント】をコピペする
- 求められていることを太字や赤文字でチェックする
② 求められていることを意識してテキストを読む
求められていることがわかったらテキストを読んでいきます。
途中、何度も求められているものを確認すると思考が迷子になりにくいです。
私は求められていることをWordで確認する以外にも、すぐに目につく場所で確認できるように付箋に書いてパソコンに貼っています。
時にアナログは強い味方なのです。

- 求められているものを意識しながらテキストを読み込む
- 求められていることを常に確認できるようにする
③ 求められていることを整理していく
テキストを読みながら、求められていることを整理していく作業です。
ヒントになりそうなことや、後で調べてレポートに取り入れたいと思ったことをWordに書き込んでいきます。

実際にこの課題の【設問2】に対して私がメモした内容はこんな感じです↓

使えるか、使えないかは別として、とにかくひらめいたことは書き留めておきます。
そして、その中から1つか2つにトピックを絞り、構成を組み立てていきます。

つい、あれもこれも!と取り入れたくなるのを堪えます。
レポートは「削ぎ落とす」という作業もとっても大事だと思っています。
- テキストを読んで気づいたこと、気になったこと、後で調べること等を書き込む
- 実際にレポートに入れる内容を1つか2つにのトピックに厳選する
④ 独自の考察を加える
独自の考察を加えるために私がいつもやることは
「自分の得意分野に結びつける」
です。
そうすることで、自分に蓄積された知識やノウハウをレポートに反映させることができます。
効率よく「独自の考察」に結びついて、高得点を狙いやすくなります。
今回のレポートでも、その部分を評価していただきました。

- 得意分野に結び付けられそうな構成を考える
- 一見、結びつかなそうなものでも糸口を探して結びつけてみる
- 得意分野に結びつきそうな課題を狙う

レポートのためでなく、日頃から積み重ねた知識を反映させることで”奥行きのあるレポート”が仕上がると思います。
⑤ 文章は”リズム”を大切にする
レポートを書く時に意識しているのが”リズム”です。
たとえば…
閑さや岩にしみ入る蝉の声 松尾芭蕉
「この味がいいね」と君が言ったから7月6日はサラダ記念日 俵万智
どうでしょう?つい口に出して言いたくなるほどリズムがいいと思いませんか。
レポートで俳句や短歌を用いるわけではありませんが、
「読み進めやすい文章」
を心がけて、リズムを意識した文章だと評価が高くなりやすいようです。
- 一つのセンテンスを長くしすぎない
- 「〜である」「〜した」など同じ語尾が連続して続かないようにする
- リズムが悪い時はセンテンスを2〜3つに区切って入れ替えてみる
- 「章立て」や「ナンバリング」などで見た目も整頓する

次に、上記で紹介した【5つのポイント】以外に私の経験から「高評価につながりやすい」と思うポイントを紹介します。
「添付資料」が付けられる課題の場合
課題によっては「添付資料」を付けられるものもあります。
その場合、私は積極的に添付資料を付けています。
添付資料の利点
「添付資料が付けられる」
ということは、先生方の立場としては
「付けたほうがいい」
ということなのではないかと推測して、私はレポートと同等、またはそれ以上に時間をかけて資料作りをしています。
添付資料の利点としては…
- レポートの限られた文字数では伝えきれなかったことを盛り込める
- 図や写真を使って視覚的に分かりやすく考察を提示できる
- 考察に奥行きが生まれる
これまでも、比較的点数の良かった科目は8割の確率で「添付資料あり」の科目でした。

ちなみに私は添付資料の作成には「Illustrator」と「Photoshop」を使用しています。
イラレ・フォトショをお持ちでなければ「Canva」などを使ってもいいかもしれません。
これは「音楽」の課題で提出した添付資料ですが、かなり時間がかかりました…。

これもやはり、自分が好きなこと、得意分野だからこそ出来たことだと思います。
私は普段から、添付資料に使えそうな写真を撮り溜めたり、何気なく読んだニュース記事でもピンときたら保存しておいたりしています。
リサーチ力を高めるためにアンテナを張っている日常の行動がレポートの役にたつ、こういったところも「大人の学び直し」の楽しいところです。
- 美術館・博物館などで撮影可能な場合は写真を撮っておく
- 気になる話題やニュースを後から見返すことができるようにしておく
- 図や写真を引用できるサイトをブックマークしておく
国立国会図書館のサイトがおすすめ
→「デジタルコレクション」https://dl.ndl.go.jp/
→「電子展示会」https://www.ndl.go.jp/d_exhibitions

では次に、これらを実践して100点を取った実際のレポートを紹介します。
実際に提出したレポートと添付資料
今回のレポートの3つのテーマに対して私が選んだ題材は以下の通りです。
- テーマ① … マークやロゴ → 「家紋」
- テーマ② … 衣服の図像 → 「デニム」
- テーマ③ … 現代的と思える形と古と思える形を比較 → 「旧車と新型車」
テーマの題材に選んだものは、3つとも私の好きなもの、得意分野です。
提出したレポート




テキストには48の選択肢がありましたが、その中から得意分野でレポートを構成できそうなテーマを3つ選びました。
そうすることで課題に興味を持って、楽しんで取り組むことができますし、好きなことには視野が広がりやすいので、問題点や課題に気づき、その解決策についての考察などもレポートに取り入れることができるのです。
つまり、そこに「独自の考察」が展開されていき、高評価を得られやすいという構図です。
提出した添付資料
テーマ① … マークやロゴ → 「家紋」


テーマ② … 衣服の図像 → 「デニム」

テーマ③ … 現代的と思える形と古と思える形を比較 → 「旧車と新型車」


以上が
「AIを使わず100点(S評価)を取った大学レポート」
でした。

検証してみて「なぜ100点が取れたのか」が少しわかってスッキリしました。
結構わたし、頑張ったじゃん
まとめ|AIを使わず100点(S評価)を取った大学レポート
✅ レポートに求められていることをしっかり捉える
✅ レポートは「削ぎ落とす作業」が大事
✅ 得意分野に結びつける
✅ 文章に大切なのは”リズム”
✅ 添付資料は積極的に付ける
こうして振り返ってみると
「100点…取れちゃうはずだな、こりゃ」
なんてチラリと思ったり思わなかったり。
冗談はさておき
とにかく、この自力で勝利した実績は私の中で大きな自信となったことは間違いありません。
今日日、「大学 レポート」と検索すると
「AI バレる」
とサジェストされる時代。
もはや現代でAIを無視することは難しくなってきていますが、私は
自力での学習こそ「大人の学び直し」
というスタンスを保ちながら、社会人大学生として学んでいきたいと思っています。
とはいえ、決してAIを使用することを否定しているわけではないので、私にもいつかAIのキセツが到来を告げるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事が、レポート作成の参考になれば嬉しく思います。

(大学入学した)2023年から自力を信じてます




